11月 202011
杉並区(スギナミ・ク)
区名
甲州街道沿いにあった杉並木から。今はないそうです。
江戸時代の初期に、成宗村と田端村の領主であった岡部氏が、領地の境界を示すため、青梅街道に杉を植えました。
これが杉並木になり、人々に親しまれたことから「杉並」という俗称が使われていたようです。
明治22年(1889年)に村の合併により、新村名として俗称の「杉並」を採用し、杉並村となり、やがて杉並町となったそうです。
さらに昭和7年(1932年)に杉並区になりました。
岡部氏が治めた成宗村と田端村がどのあたりなのかは、よくわかりませんが、成宗の「成」と田端(畑)の「田」を合わせて、成田という地名ができたそうなので、今の杉並区成田東・成田西のあたりを治めていたのではないでしょうか。
今でいうと東京メトロ丸ノ内線の「南阿佐ヶ谷」と京王井の頭線の「西永福」の間くらいの地域でしょうか。